お知らせ
2023.9.27
私が市民のみなさんからいただいた任期は令和6年(2024年)1月までとなりました。就任と、ほぼ同時に始まったコロナ禍で安心・安全を守る感染防止対策に取り組む一方、新たな時代をにらんだまちづくりにも全力を挙げてきました。厳しい環境でしたが、ひとつひとつ実績を積み上げて参りました。ご理解・ご支援をいただき、深く感謝をいたします。
ウィズコロナ時代が始まりました。駒ヶ根市を後戻りさせることなく、もっと、もっと前へ進めていかなくてはなりません。市民のみなさんとともに、引き続き、まちづくりに取り組んでいくために、次期市長選へ出馬表明をいたしました。ぜひ、ご支援をお願いいたします。
駒ヶ根市議会の9月定例会最終日、9月26日に、閉会あいさつで、出馬表明をいたしました。その部分を再録いたします。お目通しいただければ幸いです。
【次期市長選に向けて】
さて、私が市民のみなさんからいただいた任期は、来年1月までであり、残るは4カ月ほどとなりました。振り返りますと、就任後まもなく、世界中を襲った新型コロナウィルスと対峙することになりました。尾身・結核予防協会理事長が「唯一絶対の正解がない」と、当時を振り返っておられますが、未知の感染症から、市民のみなさんの生命を守る感染防止対策は、当初はまさに手探りの状況でありました。
前例のない規模となったワクチン接種や、公共施設の一時閉鎖、行事の中止、商店街への営業自粛のお願いなど、さまざまな対応を進めました。同時に、大きな打撃を受けた暮らしや地域経済の下支えに取り組みました。今年5月、新型コロナウィルスが感染症法上5類となり、さまざまな制限が緩和されました。国や県などとも連携し、大きな混乱なく、危機を乗り超えることができ、市民のみなさんのご理解・ご協力に、あらためて感謝を申し上げるとともに、ウィズコロナ時代の入り口に立てたことを、ともに喜び合いたいと思います。
危機対応と並行して、市民のみなさんとのお約束を一つ一つ形にしてきました。最優先に取り組んだことは財政再建です。就任時、将来負担比率は197.2、全国市町村でワースト5位という状況でした。高い経済成長が見込める時代なら、借金は成長分の先取りであり、合理的な選択ともいえます。しかし、日本は長く低成長が続き、人口減少も進展しています。現在に生きる、私たちが取り組まなければ、子どもや孫の世代へツケを回すことになります。昭和伊南総合病院の移転・新築や社会インフラの維持など、今後、必要となる投資を行うためにも、まちの基礎体力である、財政はしっかりと建て直さなくてはなりません。私を市政へ送っていただいた市民のみなさんは、こうした危機感を持っておられたと考えています。
財政で重要なことは、財政規律を高める仕組みをきちんと組み込むことです。公共施設を10年間で1割削減、3年間で原則、全事業を見直すサンセット方式、道路計画プログロムでの財政計画などは、そうした狙いであります。あわせて、ふるさと寄付が毎年度、過去最高額を更新するなど、歳入の増加にも力を入れました。こうした取り組みの結果、就任時と比べ、令和4年度末の基金総額は約45億円と倍増し、将来負担比率は83.8と、半分以下となりました。市民のみなさんのご支援の賜物であり、御礼を申し上げます。
まちづくりの、もう一つの基本となる、総合計画も改定しました。就任時進んでおりました、第4次総合計画は、コロナ禍を想定していません。暮らし方・働き方、価値観が大きく変わったことを踏まえ、前倒しで終了させ、第5次総合計画を策定し、昨年度から取り組んできました。財政再建と並ぶ、市政を支える2つの柱ができたと考えています。
こうして基盤を固め、新たな時代へ向けた、まちづくりを進めてまいりました。前回の選挙公報に掲載した、5つの公約は、財政再建を始めとして、実現へ向けた道筋を、ほぼつけることができたと考えております。さらに、コロナ禍で浮き彫りとなった課題にも取り組みました。デジタル化と少子化は、ともにプロジェクトチームを設けて、一気に進めました。昨年「こまがねDX戦略」を策定し、今後5年間のデジタル化のスケジュールを固めました。少子化でも、ここ3年間、市内の出生数は200人前後で下げ止まっております。
駒ヶ根高原や中心市街地、新宮川岸での竜東の新拠点などのまちづくりも進めてきました、中心市街地ではまちづくりのパートナーであるJOCAによるスポーツ施設に加え、保育施設が来春オープンします。旧赤穂信金本店周辺の再開発も始まります。いよいよ、各地で、これから、具体的な姿が現れてまいります。
パートナーシップ制度の導入など、多様な価値観に寄り添った取り組みも進めてきました。安心して暮らせるための福祉制度の充実など、就任以来、申し上げてきました、広場のようなまちを目指し、さまざまな施策を、さらに進めていかなくてはならないと考えております。
駒ヶ根市は新たな時代へ向かって動き始めています。後戻りすることなく、さらに前へ進めていくため、私は、次期市長選へ立候補する決意を固めました。9月25日に後援会の会合を開き、みなさんから、力強い支持もいただきました。感謝を申し上げます。次期に取り組む詳細な構想は、あらためて発表したいと考えております。議員のみなさん、市民のみなさんには、引き続き、ご理解・ご支援をいただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。